7.


バクラがベットに腰掛ける。

既に日は暮れ、薄暗い部屋の中バクラが白く浮き立つ。
それはユラユラと幻の様にも見えた。
マリクはさしだされた手に誘われる様に、フラフラとバクラの前に膝まずく。
目の前には、既に形を成したバクラ自身。

「次は、お前の番だぜ?」

そう言うとバクラは自身をマリクの顔に近づけてきた。
ためらうマリクの口元に先端を押しあてる。

そこから感じるバクラの熱。

脈打つ鼓動に頭がぼぅっとしてくる。

マリクは、躊躇いがちに舌を這わせた。
先端から根元へ、少しずつ範囲を広げていく。
舐める度に舌先がピリピリと痺れ、麻痺していくような感覚に襲われる。

まるで、舌が犯されているような…。
 

震える手でバクラ自身に指を添えると、先端を口に含んだ。

「ン…っ」

更に唾液をすり込むように舌を絡める。
バクラは口内で一層熱を増し昂ぶらせて、マリクの口腔をいっぱいにする。

「ふっは…っんっ…」

時折吐息を漏らし、次第に奉仕に夢中になるマリクの下肢に突如手が触れた。

「!?ッ…ンんッ!」

驚き口を離そうとしたマリクの頭を抑え、バクラが顔を覗き込む。

「ちゃんと続けろよ?」

喉の奥まで押し込まれて、咳き込みそうになる。
が、どうすることもできずに奉仕を再開した。
しかし、そんなマリク自身に容赦ない刺激が与えられる。
背後からマリク;の声が聞こえてきた。

『ククク…しゃぶりながら反応してるぜ?』

そう言うと、いつの間にか熱を取り戻したマリク自身を握りこみ扱きだした。 




〔前頁〕〔次頁〕


〔目次〕
〔携帯TOP〕
〔TOP〕