8.


「んっっ…ふ…ぁっ…んん…」

塞がれた口から吐息が漏れる。
自らに与えられる刺激に反応しながらも、バクラ自身に舌を這わす。

「そんなにうまいか?オレ様のはよぉ」

バクラに耳元で囁かれからかう様な口調が、何故か心地良く脳に響く。

「ん……」
マリクは無意識に頷き唾液を啜った。

「ククク…」
バクラの嘲る様な笑いが耳を擽る。

 ボク…どうしちゃったんだろう…。
 コンナ状態で…スゴク、気持ちいい気がする…。
 ううん…もっと、してほしいんだ。

 ……ボクってインランなのかな───……?


淫乱…。


薬により、いつも以上の精神高揚を引き出されている事に気付いていないマリクは、自ら頭に浮かんだ言葉にすら躯が反応し、腰が揺れる。
    
『お…何だ…誘ってやがるのかぁ?』
と、マリク;は秘所を押し広げてきた。

『フフ…ものほしそうに、ひくついてやがる…』
そう言うと、片方の手ではマリク自身を愛撫しながら、秘所に舌を這わせてくる。
ぬめった感触に、ビクリと躯が震える。

「んっ…ぁ…ふぁっ」

バクラを銜えているため、声が出せずにうめく。
マリク;は更に舌を秘所に押し込んできた。
中で蠢く暖かい舌の感触に腰がぶるぶると振るえ、一層突き出される。

もっと…
もっと……。

躯が快楽を要求するように、マリク;の舌を締め付ける。

『そんなに我慢できないのかぁ?』
マリク;は舌を離すと、秘所を指でなぞった。
その動きに反応し、ひくひくと窄まりを見せる。

『なら、くれてやるぜ…』


その言葉と同時に、マリク;の熱が押し当てられ、侵入してきた。 




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