6.


「おっ…お願いっ、イカせてよぅっ」

マリクの必死の要求にバクラが笑い出した。

「オイオイ、お願いされちゃったよ?」

『さぁ、どうするかなぁ…』

マリク;も笑いを抑えながら、さらに内部を刺激してくる。

「ぅ…っ…意地悪っ」

『意地悪?そんなこと、今更気づいたのかぁ?ククク』

そう言うと耳に舌を這わせる。
「くっ…はぁ…ぁっ…ん…ほんと…もぉ…」

与えられる快感に躯をわななかせ、濡れた目でバクラを見上げる。
その姿がバクラを昂ぶらせた。

「仕方ねぇなぁ…」

バクラは呻く様に言葉を吐き出すと、根元の戒めを解放し更に激しくてを動かした。
息もつけぬ程に前後から与えられる快感。


 くるしい…。
 めまいがする…。


「ッぅ…あっあっ…あああっっっ!」
   
マリクの躯は大きく痙攣をおこし、自身からしたたかに熱をはなった。

「っっ…ハ…はぁ…んっ…ッ」

まだ息は荒く、時折ビクビクと震える躯を2人に預けたまま、解放の余韻に浸る。

と、バクラが自らの手に付いたマリクの熱を舐め取りはじめた。
その手をマリク;が引き寄せ、マリクの顔の横で旨そうに舐める。
マリクは急に恥ずかしくなって、2人の間から抜け出そうとした。がマリク;の片腕は躯を捕らえて離さない。

『お楽しみは、これからだぜ?』

バクラの手を綺麗に舐め終わると、マリク;は躯を引き寄せてそう囁いた。  
 



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