4.


「ひぁっ…や…ちょっと…ぉっ」

躯を震わせ身をよじるマリクにバクラの手が伸びる。

「ま…そーゆう事だからよ?」

にやりと笑うと何度も軽く唇を重ねながら、マリクのズボンに手をかけてきた。

「やっ…だ…めっ」

マリクはバクラの腕を押さえたが、力が入らずどうにもならない。
それどころか、後ろからまわされたマリク;の指先に胸の突起を捕らえられ、撫で回されて次第に息が荒くなる。

「っあ…ぁ…はっ…うっ…んっ」

マリク;の指の動きに反応し、小さく声が溢れだした。

「おっ、なんだ?もうコンナになってやがるのか?」

とバクラがマリク自身に触れ、自身を握られて、マリクの躯がビクンと反応する。

「こっ…コンナこと…するから…だろっ」
キッとバクラを睨んでみたが、バクラはまったく動じずそれどころか、益々面白そうに手を動かしてきた。
  
「こんな事…?随分気持ちよさそうだけどなぁ?」
バクラが顔を近づけて囁く。

夕陽に照らされたマリクの顔は一層赤みを増していた。
だがバクラに言われた通り、マリクの躯は既に2人の行為に反応し快楽を求め出している。

マリク;が首筋に舌を這わせながら、突起をきつく摘みやわらかく転がす。
胸元から広がるしびれるような感触。
熱く熱を持った自身にはバクラの指が絡まり先端の溢れる液体を全体に摺りこませる。
めまいがしそうな快感にマリクの声が一層高くなる。

「っあ…ああっ…んっぅ…は…っんっ…」

マリクの様子を伺いながら、マリク;が片方の手を下に滑らせた。
バクラの弄んでいる部分に手を触れ、指を濡らす。
2重に与えられる指の感触に、マリクは一層息を荒げた。  




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