11.
「…ひッ!?ゃッ、ぅ…あッッ」
突然、背中にピリピリと熱が走り、マリクは思わず上擦った声を上げた。
「ンん?…ここか?」
言いながらバクラは、マリクの反応を確かめる様に同じ箇所を、しつこく擦り上げる。
「や…ッ、やめッっ」
マリクの声は言葉にならず下半身が、ガクガクと震え出した。
嫌だ…、
こんな状態で…ッ
ぎゅっと目をつぶると、マリクは全身を強張らせた。
内側から与えられる刺激に反応して、自身が浚に激しく脈打つ。
「ふ……くッ、…ぅッ…」
後ろを掻き回され、反応してしまった自らの躯に、恥ずかしさと屈辱が入り交じり、悔し涙が溢れてきた。
それでも、必死に抵抗を試みようとしたマリクの内に浚なる違和感と、軽い痛みが走った。
「ッい、ぁッ…あッ!」
挿入された指が三本に増やされ、入口を無理矢理、圧し広げる。
「おッ。ナンだぁ?結構イケるじゃねぇか」
バクラは三本の指で内部を掻き回しながら、マリクの顔を覗き込んだ。
「へっ…、イヤラシい顔しやがって…
ココで何人の奴をくわえ込んできたんだぁ?」
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