7.
腕は動かしてみても外れそうに無い。
それどころか、ベルトに擦れて手首が痛い。
キースは面白そうに見下ろしながら、オレの上着をめくり上げた。
「そんな慌てるなよ、ボーヤ。…ぁあ、初めてか?」
ニヤニヤと笑いながら指で胸元を撫で回してくる。
「っ『初めてか?』じゃね〜よ!一体どーいうつもりだよキース!!…まさか、オレに負けた仕返しか!?」
「オイオイ。俺様がそんな事するわけねぇだろ?」
と、キースの指が胸の突起をキツく摘んだ。
「っぁ…!」
躯がビクリと反応し喉の奥から声が漏れる。
「ウソ…つけ!テメェ決闘王国にだって、…ペガサスに仕返しする為に…ッ…!」
「あ〜、そんな事もあったか?」
白々しい返事をし、空いた方の胸の突起に舌を這わせてきた。
ゾクリ。
背中に汗が吹きでる。
「っ…ン…ッ…」
マジ、やばい…!
オレは不安になって、目をギュッと閉じた。
すると、耳に胸元を愛撫する水音が響いてきて、益々恥ずかしくなってきた。
全身が強張る。
そんなオレの様子を楽しむ様に、キースは胸元の愛撫を続けながらズボンの中に手を伸ばしてきた。
「!ぁッ、バカ!やめろっ!!」
咄嗟に腰を引いたが、逃げられるわけもなく…オレ自身にキースの手が触れる。
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