12.
「こんな事でボクが負けたとは思わない…」
どこからか、乃亜の声だけが響いてくる。
「…瀬人…。もっとハッキリ白黒つけようじゃないか…そう、キミの得意なデュエルでね…!!」
「…ッ!望むところだ…乃亜っ!」
暗闇に瀬人の声が響き渡る。
「フフ……後悔する事になるよ、瀬人…。
これから始まるデュエルで、キミが勝つ事は無い…。
ボクの最強のデッキが織り成す『天地創造』のデュエルから逃れる事は出来ないのさ…。
ハッ…アハ、アハハハハハッ!」
辺りには乃亜の狂気に満ちた笑い声が、いつまでも響き渡っていた───
[END]
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