4.
逸る気持ちを押さえ、そっとマリク自身を握り込むと、先端に指を絡める。
「ひぁっ…ぅ…んぁっ…じょうの…うち…くん…っ」
甘く、震える声で自分の名を呼ぶマリクの姿に煽られる様に、舌を下腹部に滑らせると、そのまま先端にそっと口づける。
「あっっ」
マリクが声を上げ、身震いした時には既に自身は城之内の口内に納まっていた。
絡み付く舌の感触に、マリクの熱が更に高まっていく。
頬を上気させ、半開きの口からは城之内の舌の動きに合わせ声が溢れ出して止まらない。
城之内も夢中になり、激しくマリクを攻めたてた。
「やっ…ぁあっ、そんな…したらっ…ぁっ…城之内く…んっ」
マリクは城之内の肩にしがみつき、快感に身を奮わせる。
「――――っっ!」
激しい愛撫にマリクは遂に達してしまい、城之内の口腔に熱を吐き出した。
「「っはぁっ」」
同時に大きな息を吐き2人は思わず目を見合わせた。
高揚した顔をはにかませ、マリクが城之内を立ち上がらせる。
「?」
とズボンに手をかけ、既に先走りの溢れる程に形を成した城之内自身を露にする。
「っな…えっ!?」
突然、自身を曝され思わず身じろぐ城之内を上目使いで見上げるとマリクはにっこり笑い
「お返し☆」
と言うや根元に指を添え、下から上へと舌を這わせてきた。
「ちょっ…ぅっあっ」
這い上がってきた舌はそのまま、先端を器用に攻め立ててくる。
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