8.


「……?」

「後ろからの方が…イイんじゃないのか?リシドぉ…」

マリクが残忍な笑みを浮かべて問い掛ける。

「お前の欲しがっていた…背中の刻印を眺めながらヤった方が、興奮するだろぅ?…なぁ?」

「な…っ!!」
その言葉にリシドは我に返った。


 この男は…
 この男はっ!どこまでマリク様を辱めるつもりなのだ…!


気持ちが高ぶり眩いがする。


「なぁ?どうしたぁ?リシド…」

自ら秘所を押し付けてくるマリクを睨み据えると、リシドはそのまま自身で貫いた。


「っくぁ…ぅぅっ…ああっ」

強引に侵入してきた猛りに圧迫され、マリクが呻き声を上げる。

「このままで充分だ!」

そう言うとリシドはかまわず動き始めた。

「っく…ぅ…はっ…背中は…見たくないのか…ぁ、はっ…ハハハハッ…!」

マリクは喘ぎながらも嘲り、笑い飛ばすとリシドの胸元に指を這わす。


「なら、オレがつけてやるよぉ…っ、っは…ぁ…お前の躯に…刻印をなぁっ…っ」




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