7.
…痛みは確実に快感に変わり、ついに乃亜の蕾はマリク自身を完全に飲み込んだ。
「は…ぅ…っ!」
マリクは乃亜と繋がったまま椅子に腰かけ、乃亜を突き上げる。
乃亜も小刻みに腰を動かし、更に深く強く、マリクを求める。
二人の汗の混じり合う音、鼓動…。
静かに響き続ける機械の唸音。
快感を貪りながら、数々の映像の中に、乃亜は海馬の姿を見る。
(…瀬…人ぉ…!)
「ああぁ……っっ!」
マリクは乃亜の蕾の中に、そして乃亜はひとつの画面に、同時に…大量に放熱した。
蕾から自身を解放させたマリクは薄ら笑いを浮かべながら乃亜の唇に深く重なる。
まだ終わらないかのように。
躯の力が抜けて、床に座り込む乃亜の蕾からは、涙が零れるようにマリクの粘液が少しずつではあるが長い間、大量に溢れ出ていた。
「…ん?…お前は…俺に犯されながら、海馬に見られて…イッたのかぁ…?」
乃亜の放熱した先の画面には…海馬の姿が映し出されていた…。
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