15.


「ッゃ…ヤメ…ッ!ッぅあ!っァ!」

キースの無骨な指が、遠慮なく内部を擦り上げる。

腹部が圧迫される様な息苦しさと、奇妙な感覚。

イイのか、悪いのか判らない。
けど…何か変な気分になってくる。
口からはひっきりなしに荒い吐息が溢れる。

ああ…やばい。
もしかして、気持ち良くなってきてるのか?

オレの様子を確かめる様にしながら、キースの指の動きが深くきつくなっていく。

根元を締められたままの自身が、ブルブルと奮え痛いほどに反り返っていた。

自分の躯の淫蕩さに、気が変になりそうだ。
早く楽になりたい。
その一心からか、下半身が指の動きに合わせて痙攣を始める。

「何だァ?誘ってンのか?城之内…」

キースの指が引き抜かれた。

「ッぅ……ッッ!」

その感触に、躯がビクンと反応する。

指の刺激で半分麻痺した様な状態の腰が持ち上げられた。

抵抗する気力も体力も無い。

キースの先端が押し当てられ…、ゆっくり、オレの中に……


「っァあ!!イッ、痛ッッ!…ッッ!イタイっ!」

先端が侵入しただけで痛みが走った。
あまりの痛さに思わず涙が出る。

何か…すげぇ情けなくねぇか!?オレ…

「そんな痛いか?」

「い…痛い、なんてもんじゃねーよ!」




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