１２．
うう…っ。
またやるのか…？
そう思いながらも、躯は先刻の快感を覚えている。
心のどこかで、また味わいたいという思いがあるのか…
一層心臓の音が高くなる。
だが、キースの次の行動は予想外だった。
何処から取り出したのか、一本の細い紐をオレの根元に巻き付け縛り上げてきたのだ。
「ッぅ…ッッ!?」
突然の感触と、自身を締め付けられる息苦しさに声が詰まる。
「な、に…すッ…」
舌が回らない。
そのうえ先端を指で擦られ息が詰まった。
「そうそう簡単にはイカせられねぇぜ？」
キースはニヤニヤと笑いながら、先端を激しく攻め立ててくる。
「っや…ァ、ぅ…ゥッ…ァ…ッッ！！」
背筋にまで快感が走るのに、根元をせき止められてイク事ができない。
もどかしさが一層快感を煽りめまいがする。
「ッッ！ッぅ！ぁ！」
躯全体がキースの指に反応し、無意識に腰が浮き上がる。
自分でも信じられない状態だ。
「お〜お〜。元気がイイな？…ククッ…」
「うる…せッ…っ」
口では抵抗してみたものの、躯は限界以上に敏感になって、もう訳が判らない。
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